関戸明夫 社長ブログ
   01224 大変ですよ所さん(その2)

次に私にとって気がかりなのは、人口構成の老齢化もさることな がら企業の老齢化である。

ケインズが指摘しているようにイノベーションは失業を生み、そ の解決方法の最たるものはワークシェアリングである。 なぜなら完全雇用をマクロで見たとき、それに匹敵する消費を必 要不可欠とすることは自明の理と言えよう。 Y(消費)+S(貯蓄)=Y(消費)+I(投資)でS(貯蓄) < I(投資)の年は前年に比べ経済規模は縮小する。 すなわち、かつてはI(投資)が旺盛で、その結果、S(貯蓄) '= I(投資)が均衡するまで金利が上昇した。 しかし、今やゼロ金利でもS(貯蓄)>I(投資)の状態が続い ている。 別言すれば、儲けてばかりいて自分は使わないで貯蓄する個人や 企業が増えれば、景気が悪くなるのは自明の理である。 特に企業が儲けた分を内部留保すれば失業が増えるのは同様に自 明の理と言えよう。 こうしたなかで特に、企業家が儲けた分を企業家自身の保身のた め、もしくはファミリーの延命のために自社株買いをしたり、借 り入れ金の返済をせず新規投資をする知恵のない企業はその資金 を配当にまわすべきであろう。 配当すれば、その金の一部は少なくとも消費にまわることが期待 できる。

国も金融政策ばかりに頼ることなく、企業の内部留保の50%に 国債運用を義務づけるなどいわゆるデフレギャップ解消に向けた イノベーティブな発想が求められているように思う。


2016/12/16 | コメントは受け付けていません。
   01223 大変ですよ所さん(その1)

私が気が付くうちで、社会的に大変なことが起こっている気配を 感じることがいくつかある。

そのひとつは、人口に占める働かない人の比率が激増しているこ とである。 無論高齢化もあるが、日本経済が豊かになるにつれて、嫌な仕事 を辞めても両親、とくに母親がサポートしてくれるようになった ので新卒の3割が3年以内に会社を辞めてしまう。

かつての新卒は、恐ろしくてやっと入社した会社を辞めるには相 当の決心を要したように思う。 ましてや、中学生が金の卵ともてはやされた集団就職の時代にあ っては、集団就職列車でベルトコンベアーのように労働力が東京 へシフトしてゆく中で、東北の中学生諸君の中には東京に行きた くないと言ったら親に張り倒されない生活苦が背景にあったよう に思うし、そうしてみんな大人になっていったように思う。 さすがのマルクスもケインズも経済考察の中での母親の過保護は 見落としていた感が強い。


2016/12/09 | コメントは受け付けていません。
   01222 カーメルの笛吹き男

人間のなかに宿る「悪魔を鼓舞し、良心を封印する」技術におい て、(ヴェルサイユ条約の賠償問題という追い風のなかで)歴史 上ヒトラーに勝る人間はいないかもしれないが、70年間それな りの平和が続くなかで必要以上に民族や国家を鼓舞し、領土や国 家、宗教間の敵対心を煽ることには慎重であるべきように思う。

C.N.N.はプーチンが「オバマはロシア国民を侮辱し、差し出 がましい指図をしようとしている」と発言した旨のニュースを流 していた。 オバマ大統領の発言の一部を引用してのプーチン大統領の発言は 本論と関係なく両国間の無用な緊張感を増幅しかねないように思 えてならない。 政治家が追い詰められた時に、(エルドアントルコ大統領もそう だとは言わないが)政治家としての良心に基づく本懐を貫けるか がその人となりと言えよう。


2016/12/02 | コメントは受け付けていません。
   01221 「時間」vs「民主主義のコスト」

農地の企業による取得が認められた。 50年前にすでに結論が出ていたことの利害調整にこれだけの時 間を要するのが民主主義の弱点か?

抵抗勢力を侮り市民の良識に訴え政治家が権力の座を去るのが民 主主義の王道であることを、多くの市民は忘れてはいないだろう か?


2016/11/25 | コメントは受け付けていません。
   01220 政治におけるイノベーション

最近、ライフスタイルイノベーションであるとかワークスタイル イノベーションであるとか、「イノベーション」という言葉が多 方面で使われている。

米沢藩の藩医がしたためた書物には、江戸中期に菜種油・たわし ・わらじといった軽工業に富が蓄積しはじめたさまを見て、「年 貢」という税体制を基盤とした封建制度の中に資本主義の兆しを 感じ取った、ということが書かれている。 そんなことを大学1年生の時に教えられた。

今日の、議会を中心とした民主主義(議員は選挙を意識せざるを 得ないのが現状)も、政治イノベーションの転換期、別言すれば、 イノベーションに向かうための夜明け前のようにも感じられる。



2016/10/13 | コメントは受け付けていません。
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